国民のほとんどが第一次産業に従事していた時代を経て、高度経済成長期には多くの人々が第二次産業で働くようになり、今は第三次産業の比重が圧倒的となりました。しかしこの構造が国として、社会として強固なものとはいえません。食料自給率37%という、先進国中でも最下位に沈むこの国の再生は、もう一度多くの国民が第一次産業に興味を持ち、そこで働くようになることです。皆さんがこのマルシェをご支援くだされば、その道も拓けることでしょう。このマルシェでお買い物をすることは、農家さんのためだけではないのです。近い将来のご自身のためにも、ここでお買い物をしていただきたいと思います。
KIYO(南 清貴)
一般社団法人日本オーガニックレストラン協会(略称JORA)代表理事
EPIC LLC./ Atelier KIYO 代表
1952年生まれ。フードプロデューサー。舞台演出の勉強の一環として整体を学んだことをきっかけに、からだと食の関係の重要さに気付き、栄養学を徹底的に学ぶ。
95〜2005年までレストラン「キヨズキッチン」を経営。最新の栄養学を料理の中心に据え、自然食やマクロビオティックとは一線を画した創作料理を考案・提供し、業界やマスコミからも注目を浴びる。現在JORAにおいて、「家庭料理のシステム化」を普及するため、全国でセミナー・講座を開催中。『「食」は最も重要な自分への投資だ』という考えのもと、最適(オプティマル)な食事のあり方を啓蒙している。2011年に「農」に密着した活動を行うべく、岐阜県大垣市に転居。著書多数。「行ってはいけない外食(三笠書房・知的生きかた文庫)」は10万部を突破。