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お米の力を引き出すシンプルな方法

2025.10.24エシカルライフ

皆さんは1日にお米をどれくらい食べますか?

2015年頃から糖質制限ダイエットが流行っており炭水化物は太る原因だとか言われていますが、私は白いパン、白いご飯など、白い穀物は極力食べないようにしています。

過度に精製された穀物は、ビタミンやミネラルが削ぎ落とされてしまっているからです。

わが家ではお米は3分〜5分付きにしたものを食べています。3分付きはまわりを3割削ったもので、玄米に近い栄養素を残したまま白米と同じように炊飯できます。

玄米もたまに食べますが浸水時間や炊き方が難しく、気を使わなくて済む3分付きだと楽です。

白い米と書いて「粕(カス)」と読みますが、白米には大切な栄養素が残っていません。

糖質を代謝するためにはビタミンやミネラルが必要なのですが、過度に精製された穀物を食べると糖が代謝されずに余ってしまいます。これが太る原因です。

糖質制限ダイエットでも、リバウンドや体調を壊す方が多いと聞きますが、

炭水化物・糖は脳や体の大切なエネルギー元となるものなので、しっかり食べて欲しいと思います。

実は健康という言葉には深い意味があります。

健やかであるためには人は自身で建っていなければならず、そのためには“康”が必要だ、ということを表しています。康とは穀物の硬い殻のことで、米で言えば玄米の外側の部分。

小麦なら精白する時に捨ててしまう胚芽を含んだ殻の部分です。

その部分を捨てずに食べれば健康になれるということ。

漢字はいろいろな意味があって作られています。面白いですね。

さらに穀物と一緒に食べると良いものが豆類です。

穀物と豆との組み合わせは世界中に無数にあります。

日本においても私たちの主食であるお米と豆には、ご飯とみそ汁、ご飯と納豆、赤飯、ぼた餅など、古来から食べられてきた組み合わせがあります。

先人たちはこの組み合わせのすばらしさを感覚的に感じていたのでしょうか。

豆に含まれる栄養素が穀物に含まれる糖の代謝を助けてくれるということも、この組み合わせの良いところ。

未精製の穀物と豆との食べ合わせは、健康的な食生活の土台となります。

日々の食事の主食をお米にすると日本の自給率アップにも貢献できますし、誰もが簡単にできることなのでぜひ取り入れてみませんか?